2014 December

 

 
 
 
12月に入ると早速クリスマスのオーナメントを飾る。大好きなエインズレイの陶花、イギリスらしいちょっと野 暮ったい感じも伝統を感じる。ヴぇネチアングラスのクリスマスツリーや、アメリカらしいキュートな刺繍のオーナメント。母の手作りのリースは もう20年以上、毎年飾っている。  

 

 

 
 
 
元所員のK嬢がご主人の設計によるご自宅の 竣工写真を持ってご来訪。学生の頃から主人の事務所の所員時代と長いお付き合い。確実に人生を歩んでいるK嬢、今では私が相談に乗っ てもらう。お土産も私の好みを良くご存知で、美しいフリーズドライのフルーツを頂く。大理石のお皿に盛るとまるでオランダ絵画のよう・・・。果 糖が雪のように見えて本当に美しい!  

 

 

   
 
 
12月のパリはもうすっかりNOEL、クリスマス一色。早めにヴァカンスに出る友人同士は早々にプレゼントを交 換。コンサートのため早めに帰国するピアニストの友人から、手作りのマカロンを頂く。まずその美しさにうっとり・・・そしてコレが手作りとは にわかには信じられない!薄いピンクにアイシャドウのようなパールをまとったマカロン・・・、頂くのがもったいない。  

 

 

 
 
 
長い友人の陶芸家マダムBの東京滞在中、私は入れ違いにパリ・・・。帰国前日にようやく我が家にお招きする。 ルーブル美術館に入るような画家の没したお城をお持ちなので、その管理や維持のためヴァカンスはほとんどお城で過ごさざるを得ず・・・貴族も 楽ではない!東京での日々は本当に別世界だったと。ご自身の作品とご一族御用達のショコラティエからの金箔の載ったショコラを頂く。パーソナ ルカラーの自作の陶器とは本当に粋なプレゼント。  

 

 

 
 
そろそろお正月の飾りを選び始める。羽子板や額に入れる押し絵、数ある母の作品の中から来年の干支と季節のお花 を選ぶ。私の「紅絹」という名前はこの染色家の母がつけたものだけれど「日本の色」の美しさと、「赤」にもさまざまな種類があることに驚く。  

 

 

   
 
 
病院の付き添いもすっかり長くなって、リハビリのレクリエーションの紙細工や工作に時々参加させて頂く。クリス マスのこの時期、紙で作るオーナメントも美しいけれど、こんな可愛らしいどんぐりのオブジェ!綿とどんぐりというシンプルな材料もユーモア たっぷりのアイディアで、思わず微笑むようなオブジェに・・・。  

 

 

 
 
 
子供の頃から手袋やセーターはいつも祖母か母の手作りだった。外国育ちで染色家、個性的な母のデザインは恥ずかしい時もあったけれ ど・・・。同級生も皆覚えていて「すごい柄だったわよね〜!」と懐かしく笑いあうことも。シンプルな黒のコートに手作り感のあるざっくり編ん だ母のお手製手袋、今年の冬はこんな組み合わせ楽しみたい。  

 

 

 
 
かつて多くの人が行きかった宿場町である「板橋」。この橋をかたどった 可愛らしい最中があると聞いて早速お店に伺ってみる。正に橋であった「板橋」を渡った歴史上の人物や、かつての風景など、さまざまな資料が いっぱい。外国人のお客様が多い我が家は、何か地域にちなんだお菓子があったら・・・と思っていたので我が家の定番のお土産になりそう。  

 

 

 
 
青森の鯵ヶ沢から美しいお野菜が届く。何とも可愛らしいトマトとピーマンを掛 け合わせた野菜「トマピー」!外は真っ白、中は真っ赤なカブ、紫色の カリフ ラワーとどれも見たことの無いモノばかり。グラフィックデザイナーがCGで 作った未来のお野菜??という感じ。  

 

 

   
 
 
ソルフェージュのクリスマスコンサートに伺う。子供の頃通っていたおぼろげな 記憶・・・。当時のままのホールで美しい音色にしばしうっと り・・・。その 昔、私も使っていたオリジナルな教材、懐かしく思い出す。そのまま続けていれ ばきっと何か楽器が出来る人になれたはず・・・。「才 能」というものが全く 無かった気がする!  

 

 

 
 
フランス人の建築家、M教授が主人の大学に客員としていらっしゃる。26年に も渡る長い友情が実った様でとても嬉しく、私達の思い出の場所に次々 お連れ する。結婚披露宴の写真が印象的だったとのこと、学士会館で和食をご一緒す る。日本酒のカーヴを見せて下さったり、お箸のほかにフォーク& ナイフを用 意して下さったり、さすがに海外の要人に慣れているサーヴィスに感激する。  

 

 

 
 
mono index 今年も恒例のクリスマスパーティー。卒業生や建築雑誌の編集長など、我が家ら しくさまざまな年齢の方々。甘いモノ、特にチョコレートが苦手な私の 好みを 皆さん知って下さって、フルーツに和菓子、小さなブーケと本当に嬉しいプレゼ ント。ゼミ生のT嬢のお祖父様がお作りになったという見事な洋 ナシは何だか オブジェのよう・・・。 page top

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